農学部・農業環境工学科の田村匡嗣助教と齋藤高弘教授の研究グループは、ゆうだい21、コシヒカリ、ミルキークイーンを使って貯蔵に伴う食味および糖質消化性の変化について調査しました。その結果、ゆうだい21は、貯蔵の有無に関わらずコシヒカリやミルキークイーンよりも粘りが強かったことが示されました。一方、食後血糖値の上昇に関わる糖質消化率と推定グリセミックインデックスは、コシヒカリが最も高く、ゆうだい21が最も低くなりました。これらのことから、ゆうだい21は、本研究で用いた他品種に比べて新米としてだけでなく貯蔵した後でも食味が良く、食後血糖値の上昇が緩やかであることが示唆されました。
本研究成果は、7月5日、学術誌「International Journal of Gastronomy and Food Science」に掲載されました(オンライン版で公開されました)。
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参考:農学部農業環境工学科 田村匡嗣 助教
https://researcher.utsunomiya-u.ac.jp/html/100003792_ja.html宇都宮大学農学部
https://agri.mine.utsunomiya-u.ac.jp/index.html